分子栄養学の復習をしてたらめちゃ大事なことが出てきたので改めて。
日本人の消化管は、欧米人に比べて特徴が3つあります。
1、胃酸が少ない
2、消化酵素が少ない
3、腸が長い
の3つです。
どういうことかというと、消化と排泄が下手なんです。
元々日本人は農耕民族で、植物性の食事が多かったからだそうです。
特に、タンパク質は胃で消化されるので、
タンパク質多く摂りましょうとは言いつつも、
もともと胃酸や消化酵素が少ないので
下手に高タンパクをするだけだと未消化のタンパク質によって腸が荒れます。
そうなると、吸収はできないわ炎症が起こるわ便秘になるわで良いことないです。
なので、筋トレやダイエットをしてる人など、
高タンパク食をするのは良いことですが
胃酸や消化酵素の補助、腸内環境改善もそれ以上に意識したほうがいいです。
昔ながらの日本食を考えると、ご飯に梅干し、焼き魚に大根おろしとレモン(柑橘系)、豆腐とわかめの味噌汁、漬物や煮物、海苔や納豆もついてて、もう文句なし。(独断と偏見です)
日本人の弱いところを補う食材がいっぱいなんですよね。
大根おろしで消化酵素もあるし、梅干しやレモンで胃酸も出るし、食物繊維もあって、発酵食品もあって、最強ですね。
ばあちゃんの知恵ってスゴイです。
これが加工食品だらけの食事になれば
そりゃ体はおかしくなります。
何を摂るかよりも、ちゃんと出せるか
を意識しましょう。