ハルバーソン著『やり抜く人の9つの習慣』最終回です。
ここまでは、目標ややるべき行動の具体性、
あらかじめ不安に対してIf-thenプランニングで行動を決めておくことや、
目標達成への考え方をご紹介してきました。
今日は残りの3章についてお話します。
7、意志力を鍛える
人間には意志力というものがあるんですね。
意志力は筋肉と同じで、使えば疲れます。
てことは同様に、鍛えれば強くなります。
そして休めば回復します。
筋肉は、筋トレすればいいですが、
意志力を鍛える方法は、今までやったことのないことをしたり、
あえて気の進まないことをやってみることだそうです。
例えば、利き手じゃない方の手でドアを開けるようにするとか、
間食のお菓子をやめるのもそうだし、
30分に1回は姿勢を正すとか、そういうことでもいいです。
難しいことである必要はありません。
自分がやるべきだなと、価値があるなと思うことを続けてみることが大切です。
最初はキツイと思いますが、
結局は「慣れ」になってくるので、
続けるためにはやはりIf-thenプランニングが使えます。
ドアを開けるときは、利き手じゃない方を使う
お菓子を食べたくなったら、ナッツにする
30分経ったら、姿勢を正すようにする
とかですかね。やり方はそれぞれです。
そして、疲れてる時などは意志力が弱くなってしまっているので
そういう時用の、自分の気分を上げてくれるものを準備しておくといいです。
僕だったら、UVERworldの音楽を聴くとか、お笑いの動画を見たり、あとシンプルに仮眠したりします。
それぞれ気分が上がることがあると思うので、
疲れてるなーと思ったらそういうので癒されましょう。
加えて、「意志力が強い人」を想像するだけでも意志力が回復することが実験でわかっているそうです。
著者は、いつも冷静に物事に対処するご自身の母親を想像するそうです。
そういう理想像を持っておくのも一つの方法だそうです。
8、自分を追い込まない
意志力の続きです。
前からお話している通り、
誘惑に簡単に勝てると思っている人ほど、目標達成していなかったりします。
ここからわかることは、人は自分の意志力を過大評価してしまっているということ。
なので、まずは自分の意志力を過大評価せず、
意志力には限りがあるということを受け入れることが大切です。
目標達成するための行動はよりシンプルに具体的に、
そして目標達成しやすい環境を作ることが大切です。
そして、達成したい大きな目標は1つに絞ること。
こうすることでやるべきことが絞られます。
そして、目標を絞ると「やめるべきこと」がでてくると思いますが、
何かをやめる時は、段階的にやめずに、一度にスパッとやめる方がいいです。
例えばお菓子。
毎日食べる量を減らすより、
もう今日から食べないと決めるんです。
その方が意志力を使わずに済むからです。
9、「やめるべきこと」より「やるべきこと」に集中する
有名なシロクマの実験というのがあります。
「シロクマのことは考えてはいけない」と言われると
逆にシロクマが頭から離れないというものです。
これは思考だけでなく行動にも同じことが言えます。
何度もお菓子の例を出してしまいますが、
「間食にお菓子を食べないようにしよう」ではなく
「間食はナッツにする」というように
「やめるべき」より「やるべき」ことを考えるのです。
ここで言えるのは、目標をどう表現するかで結果が変わるということ。
If-thenプランニングをする時に、
「もし〜になっても、〜しないようにする」とすると
むしろその望ましくない行動を強化してしまうそうです。
例として、「もし買い物をしたくなっても、買い物はしない」としたら、
実際は前よりも買い物の数が増えていたという実験もあるそうです。
こういうのを「否定的If-thenプランニング」というそうですが、
否定形で終わらずに、自分の望む行動を起こす目標の立て方をするのが正解です。
「何をしないか」よりも「何をするか」に集中することが大切です。
まとめ
これで9章分が終わりました。どうでしたか?
僕は非常に勉強になりました。
目標ざっくり決めがちだし、むしろ目標立てるのとか嫌いな人間でして。笑
今後やりたいことたくさんあるので、しっかり活用していきたいと思います。
自分自身、特に印象に残ったのは、「能力は努力で伸びる」ということ。
もう27歳になると、年下のすごいやつとかいるし、
年上のすごい人を見て、自分がその年になってあんな風になれてる気がしないとか思ってたんですけど、
いやいや、そこはまだまだ負けてらんないですよね。
自分の伸びしろを信じて、自分の行きたい目標をたてて、人と比べず、毎日やるべきことを積み上げるだけ。
ということを改めて思いました。
ではここまで3回分ありがとうございました。
是非みなさんも役立ててくださいね!