昨晩、雪が積もってるのを見て興奮して寝れなくなった、遠足前の小学生こと佐久間です。雪が大好きです。目が覚めると雨だったので非常に萎えました。
さて今日は、日内変動の話をします。
聞いたことあるかもしれませんが、
人間の体内は「体内時計」というシステムが備わってます。
何を基準に動いてるかというと、「太陽」です。
人間は太陽の動きに合わせて、身体の中のホルモンバランスや自律神経などの動きが変わります。
地球に生まれて太陽の恵の元に生きてますから、
太陽のリズムに合わせて生活するのは当然ですね。
ではどんなリズムなのかお話します。
朝
まずは朝です。
日の出の時間と共に体を起こすホルモンが出始めます。
代表的なのはコルチゾールですね。
コルチゾールは副腎から出ているので、副腎疲労の人が朝起きられないのはそういうことです。
目が覚めて日を浴びると、メラトニン(睡眠と関連するホルモン)が減少し、交感神経優位になってきます。
さらに、膵臓からグルカゴンが分泌され、肝臓に蓄えられたグリコーゲン(糖)を分解し、血液に放出することで血糖値が上がります。
寝ている間は絶食状態なので、朝は糖分が足りてません。
fast(断食)をbreak(壊す)するからbreakfast(朝食)なんですね。
朝ごはんを食べる理由は、エネルギーとなる糖分を補給するためです。
脳だけでなく、血糖に使われて肝臓から無くなった分の肝グリコーゲンも補給しなければなりません。
だから朝に炭水化物を摂らないと肝グリコーゲンの回復が起こらず、
代謝が働かないため、お昼の食事での脂肪吸収が高くなってしまいます。
なので、朝食に果物(果糖)だけというのはあまりオススメはできません。
果糖は血糖の調節に使われたとしても、肝グリコーゲンの補充には当てられないからです。
昼
交感神経優位で活動的な時間帯です。
エネルギー供給も最大に達し、体内の脂肪分解も進みやすいです。
なので食事の量を増やすならお昼がオススメです。
痩せたい人は減らすのもいいです。(減らしすぎは禁物)
お菓子やめられないという人はこの時間帯、15時くらいまでに食べるならありです。
お昼は比較的自由にできますね。
夜
副交感神経が優位な状態です。
日を浴びてから約13時間(諸説あり)でメラトニンの分泌が高まります。
しかし、夜遅くまで明るい部屋にいると、このリズムが崩れてしまうので
睡眠の質が悪くなってしまいます。
メラトニン分泌が高まると、体温が下がります。
体温が下がると脂肪燃焼には向かないので、脂肪合成が促進されます。
それがだいたい日の入りから3時間くらいで、代謝は脂肪蓄積に変わります。
冬の方が日の入りが早いため、脂肪蓄積に変わるタイミングも早いです。
同じ20時に食事をとっても、
夏ではまだ日の入りから少ししか時間が経ってませんが、
冬の場合は5時頃に日の入りをしたら、もう脂肪蓄積の状態です。
なので季節に合わせて食事の時間を変えることも、健康管理の一つの方法です。
まとめ
こんな感じで、太陽の動きと共に人間の体内も常に変化しています。
どのタイミングで何を食べるかが大切ですね。
食事だけではないです。
やはり、太陽が沈んだあと、睡眠の時間は人間にとって欠かせないもの。
その質が起きてる間の質を決めると言っても過言ではありません。
夜遅くまで電子機器を触りすぎず、休む時は休み、動くときは動く。
そのメリハリが大切です。
太陽の動き、体内時計を整えて生活をすると代謝が全然違います。
できるだけこれに近い生活リズムを作れるといいですね。
ではまた!