今日は腸に起こる問題の2つ目、カンジダについてです。
カンジダとは、腸に元々存在する菌ですが、
異常繁殖すると、アセトアルデヒド(毒素)を作り出し、
ブレインフォグ(頭にモヤがかかっている、頭が働かない)を引き起こしたり、
人がエネルギーを作り出す代謝を阻害します。
カンジダのやっかいなところは、腸粘膜に根を張って自分たちのテリトリーを作るところ。
これをバイオフィルムと言います。
バイオフィルムとは例えば、台所のシンクのぬめりみたいなやつです。
あのように塊になることで身体に悪さをし、なおかつ取り除くことが難しくなります。
もう一つやっかいなところは、
鉄分と糖分が大好物ということ。
増えすぎると人と栄養素を奪い合うため、
貧血や慢性疲労がある人はカンジダ感染を疑います。
人がエネルギーを作り出すときに鉄と糖が必須だからです。
だからといって、貧血だから鉄分取らなきゃ!って鉄のサプリを使うのはNGです。
どんどんカンジダに栄養をあげているようなものです。
カンジダが増殖していく理由は、抗生物質投与による腸内細菌叢の変化や、
精製された糖の取り過ぎなどです。
お菓子やめられないって人は、カンジダが増殖していると思って間違いないと思います。
まずは腸内環境の改善、カンジダの除去が最優先です。
カンジダを除去するには
カンジダを除去するには、サプリメントや薬で対処する方法があります。
カンジダサポートやカンデックスというサプリメントがよく使われます。
注意したいのが、ダイオフです。
これはカンジダが死ぬときに毒素が体中を回り、体調を崩したりすることです。
その予防として、ロイテリ菌やプレバイオディクス、プロバイオティクスなど
腸内環境を整えるものを摂取しておくことも必要です。
もちろん、お菓子や添加物、精製糖は控えた食事をすることも大切です。
栄養の基本、「何をとるかより、何をとらないか」です。
貧血、慢性疲労、ブレインフォグ、お菓子やめられないなどの人は要注意ですよ。
ではまた!!
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