健康

歯周病は生活習慣病の元

昨日に引き続き口腔、特に歯周病についてです。

まずは歯周病セルフチェックを2つ。

歯茎の色は薄いピンク色で、三角形で引き締まっているかどうか。

きちんと磨けている状態で出血がないか。

この2つを日々観察してください。

少しでも気になるところがあれば、歯医者さんで詳しく診てもらいましょう。


今回のポイント!

  • 歯周病は生活習慣病の根本原因とも言える
  • 糖尿病や動脈硬化とも関連がある
  • 糖質過剰にならず、咀嚼、唾液を意識した食事をすることが大切

詳しくは続きをどうぞ!


口の中には、1mg中1〜2億個の細菌が存在し、それは大便とほぼ同じ量だと言われています。

(10秒間のキスで8千万の菌が交換されているそうです。)

口の中の菌は子供の頃から、成長過程で獲得されます。

小学生の頃に善玉菌類を獲得し、中学生の頃に日和見菌、18歳以降に歯周病菌などの悪玉菌を獲得してしまいます。

幼少期の食習慣は口腔環境にかなり影響します。

歯周病は歯肉炎から始まり、重症度が高くなると歯を支える骨自体が溶けていきます。

5mmの歯肉炎が歯茎全体にある場合、手のひら大の潰瘍があるのと同じだそうです。

口のなか全体に炎症が起きている状態です。

歯周病菌には3種類あり、お互いの病原性を高め合う性質があります。

1番よくある悪い菌がPG菌(ポルフィロモナス・ジンジバリス菌)です。

PG菌の特徴は、血液を栄養源としていて、歯肉の上皮バリアが再生するのを阻害することです。

細胞内にも侵入することができ、水分や栄養を奪い利用します。

これらの菌はバイオフィルムを形成します。

バイオフィルムとは、菌が集まってできた構造体で、菌同士が情報伝達をしています。

古いバイオフィルムほど取れにくく、薬剤への耐性を持っています。抗生物質も効きません。

歯石や合ってない被せ物、歯並びの悪さ、矯正装置や食べ残しが原因です。

このバイオフィルムから細胞を壊す病原因子が放出され歯周組織が壊され、

またそれに対して免疫が働くことで歯周組織の炎症反応が促進、歯肉が破壊されます。

そうすると、歯肉周りに潰瘍ができるため、また出血しやすくなり、菌がバイオフィルムを形成するという悪循環になります。


歯周病予防や口腔環境で大切なのは、歯だけでなく、唾液も重要です。

唾液は1日に1〜1.5リットルも分泌されていると言われています。

しかし現代では不足しているとも考えられています。

15歳までに唾液を分泌する唾液腺が発達するので、それまでに食習慣を整え咀嚼の癖をつけることが大切です。

唾液の作用は、消化、殺菌、歯の再石灰化、抗細菌、抗ウイルス、など様々です。

ラットの実験では、9日間噛まないと唾液の分泌が15%〜30%減るということもわかったそうです。

また、口呼吸で口が乾いていると唾液の分泌量が減ります。

合わない被せ物も歯周病の原因となります。

歯と歯の隙間から菌が入り歯石がたまるとそこからバイオフィルムを形成し、炎症が始まります。

うつ伏せ、頬杖、食いしばりなども歯に負担がかかり、歯列のズレを引き起こしたりするので注意しましょう。

ガムを噛んだりナッツなど堅いものを食べることも、歯肉炎や歯周病の場合、歯を強く押しつけることになるので負担になります。

喫煙は毛細血管を萎縮させ、出血しにくくなるため、歯周病に気づかなくなってしまいます。

運動することに関しても良くないですから、喫煙は控えましょう。


歯周病と合併症

歯周病は様々な生活習慣病の根本原因となり得ます。

歯周病の合併症として、糖尿病があります。

体内で炎症があるとインスリンの反応が悪くなり、糖の吸収が低下し、糖尿病へと繋がります。

この2つは相互に関係し、糖尿病や歯周病が悪化すると、味覚や咬合に異常が出るため、偏食しやすくなります。

咀嚼が嫌になるので、野菜やタンパク質など咀嚼が必要なものを避け、糖質に偏り、

糖尿病や歯周病になりやすい食生活となってしまいます。

歯周病は動脈硬化とも関係があります。

アテローム性動脈硬化と言って、血管壁が傷ついたところにコレステロールの塊ができた結果血管が詰まっていくといものです。

血管壁を治そうとするほど、コレステロールや免疫細胞が集まり、またそれが傷ついてさらに免疫が反応して炎症が起こりという悪循環になります。

この塊に歯周病菌が存在していることがわかったそうです。

歯周病菌は血液で全身を回り、炎症を促進していると考えられています。


まとめ

気になったらまず歯医者さんで診てもらうことが先です。

歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスを使って歯を清潔に保つことですが、

これも実は正しいやり方ができていない可能性が高いので

歯医者さんで教えてもらった方が良いです。

それに加えて食生活の改善も必要です。

歯を綺麗に磨けていないことも理由の1つですが、

糖質の多い食事、咀嚼が少ない、唾液が出ていないというのが

口腔に優しくない食事となります。

まずは食事の改善と歯ブラシなどのケアを丁寧にすることから始めましょう。

歯並びや被せ物などを治していくのは、時間やお金がかかりますが、

健康の中で1番労力をかけるべきところだと思います。

どんなに良い食事をしようが、口が悪ければ身体の中も悪くなります。

口腔ケアを意識していきましょう。

ではまた!

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