今日はビタミンB2の話をします。
ビタミンB2は発育のビタミンや皮膚のビタミンと呼ばれるほど、
細胞の代謝、成長に関わっています。
今回のポイント!
- 脂質の代謝に必要なビタミン
- 皮膚や粘膜の成長に不可欠
- 甲状腺を活性化し、ダイエットや冷えの改善にも有効
詳しくは続きをどうぞ!
ビタミンBは三大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)全ての代謝に関わりますが、特に脂質の代謝に使われます。
ビタミンB1と共にエネルギーの代謝には欠かせないビタミンで
かつそれだけ不足しやすいビタミンとも言えます。
発育や皮膚のビタミンと言われるほど、細胞の再生に関与するため、
成長期の子供や、肌荒れや髪のパサつきの改善など美容対策にも効果的です。
粘膜の成長も促すため、口内炎や口角炎、目の充血などにも有効です。
有効というより、これらは不足の症状でもあります。
過剰になることはほとんどないし、あっても問題になることは今のところ見受けられてません。
その他にも働きはあります。
実は甲状腺の活性化にも関わっています。
甲状腺は性ホルモンや細胞の代謝を促すホルモンを分泌する場所です。
ここが活性化しづらいということは、ホルモンバランスの乱れやむくみ、冷え性、ダイエットにも影響するということです。
またグルタチオンペルオキシターゼという酵素と結合して、過酸化脂質(酸化した脂)を分解します。
このグルタチオンは解毒に関わるので非常に大切です。(また別で書きます)
過酸化脂質は細胞の老化を早め、動脈硬化や心筋梗塞、がんなどの原因になるため取り除く必要があります。
過酸化脂質はビタミンEのとこでも触れました。
抗酸化のビタミンEもセットで取るといいですね。
食材
ビタミンB2が豊富なのはレバー、うなぎ、サバ、鶏卵、キノコ、納豆などです。
光に弱いため、保存は直射日光を避ける必要があります。
ビタミンB2は水溶性なので、レバーやうなぎは焼きになってしまいますが、
物によってはスープなどの方が不足がなくていあですね。
調理の必要のないチーズやアーモンドなどもオススメです。
また、アルコールと一緒に摂ると効果が下がると言われています。
アルコールによる脂肪分解抑制作用により、大量のビタミンB2が必要になるからだと言われています。
酒を飲む時はより意識してビタミンB2の多いおつまみを選ぶようにしましょう。
ビタミンB1に続いて、エネルギーや細胞の代謝に必要なビタミンB2。
その分不足もしやすいので、毎日必ず摂るようにしましょう。
ではまた!