今日はビタミンCについてです。
美肌、免疫、いろんなとこで注目されているビタミンC。
人は体内でビタミンCを作れないので、必ず食事から摂る必要があります。
今回のポイント!
- 体内で需要が高いのは副腎
- 運動やストレスが多い人は多量摂取が必要
- 美容のためにはビタミンAとEとセットで摂取
詳しくは続きをどうぞ!
ビタミンCといえば、美容ですね。
コラーゲンの生成に必要で、皮膚のシミやシワを防ぐ効果あるとされています。
コラーゲンといえば骨や関節もそうです。
コラーゲン不足によって血管や内臓が脆くなって全身から出血するのが壊血病で、
その予防に効くとわかって発見されたのがビタミンCです。
美容に大事なもう一つの役割は、抗酸化作用です。
ビタミンA、ビタミンEと共に抗酸化ビタミンと言われ、
細胞死、いわゆる老化を防ぐということです。
これも美容に効果があると言われる理由です。
最近の注目は免疫ですね。
病気に感染した際、まず白血球が働きますが、その時にビタミンCの需要が急激に高まります。
だから風邪を引いた時にビタミンCと言われるようになったのです。
免疫のため、もしくはそれ以外のビタミンCの効果を高めるためには、血中濃度を高くする必要があります。
ビタミンCは頻回摂取で血中濃度を高く保つことができ、1時間に1gずつが最も効果が高くなります。
最低でも4時間以内に1gずつがいいです。
普通1日で10gを超える量を摂取すると、腸の吸収が追いつけずに下痢になるのですが、
そうならない場合はビタミンCが非常に不足しているという状態だと考えられます。
水溶性ですので、余分な分は排泄されるので心配ありません。
これは経口摂取の場合で、
ビタミンCを点滴で入れる方法ががんの治療に使われています。
ビタミンC点滴だと一回で15gや50gとか入れる場合もあります。
普通の人であればそこまでやる必要はないですが、
興味ある人はやってみてください。
免疫は格段に良くなるそうです。
ちなみに、70kgのヤギは1日13gのビタミンCを体内で作り、風邪をひくと1日100g作るとされています。
動物でもこれだけの量が必要なわけですから、
栄養の偏りが出やすい現代食では
より意識して摂取するべきビタミンとなります。
さらに、ビタミンCで大事なことは、栄養素には使われる順番があるということです。
栄養素は生命活動に必要なところから使われていきます。
ビタミンCは美容に効果的だと話しましたが、
免疫や副腎などのホルモン分泌にも関係していて、
かつそっちの働きの方がより生命に関わるところです。
人の体内でビタミンCの需要が1番高いのは副腎です。
なので、美容のためにいくらビタミンCを摂ろうが、
ストレスで副腎を使いすぎていたり、
睡眠不足で免疫が落ちていたら、そっちに優先的に使われるため、
美容のために摂っても意味がないです。
まずは生活習慣、ストレス対策をすることが先です。
これは他の栄養素にも言えることです。
栄養素は生命活動に必要な部位から使われるということを覚えておきましょう。
食材
ビタミンCが多く含まれる食材は
レモンやみかんなどの柑橘系フルーツを連想されると思いますが、
実はパプリカやブロッコリーなどの野菜、ジャガイモなどの芋類などにも多く含まれています。
簡単に言うと、緑黄色野菜ですね。
彩り良い野菜を意識してみてください。
水溶性ですので、洗いすぎず、スープなどで溶け出したものも摂取できるのがおすすめです。
免疫を高めたい、ストレスが多い、運動量が多いという方は
断然サプリがおすすめです。
1gを1時間ごとに飲んでいけばOKです。
寝起きや疲労感の改善、風邪をひきにくくなったなどがあれば
効いてる証拠です。
ぜひ試してみてください。
ではまた!!