健康

楽しく生きるための『人間脳を育てる』

どうも、佐久間です。

今日は、灰谷孝著『人間脳を育てる』の感想です。

発達障害へのアプローチの本ですが、大人にも使える内容ですし、実際に僕がセッションで使うこともある内容でした。

このブログでも何度か書いていることですが、

発達障害や現代人の生きづらさは、脳を適切に使えていないこと、それに付随する皮膚感覚やバランス感覚などの感覚不足が理由の一つです。

脳のことなど少し難しいかもしれませんが、お付き合いください。


人間脳とは、簡単に言えば大脳皮質のこと。大脳皮質は思考や理性を司り、人間が社会性を育む上でもっとも重要なものです。

脳は、魚類→両生類→爬虫類→哺乳類→人間と進化してきました。

それは脳幹→大脳辺縁系→大脳皮質というようにです。

脳幹は生き残るための反射を行います。

ワニが口に何かが触れたら口を閉じることと同じです。

大脳辺縁系には感情が入り込みます、快か不快かなどです。

大脳皮質になって初めて、思考できます。

本の中では、学校で先生からプリントを配られた時を例にしています。

反射で動く子は、プリントを差し出されたら奪うように取っていくだけ、衝動性が見られます。

反応とは、出されたものに対して「受け取る」という意味が出てきます。

対応とは「ありがとう」を言えたり、「手伝いますか?」など、相手の状況を察することができてきます。

小学校を思い返すとそれぞれそんな子いたなーとわかります。

この脳を発達させるためには、生まれてから感覚情報を浴びて成長していきます。


ではどのように発達していくのか。

人間が動きを発達していくには四段階あります。

脊椎・相同・同側・対側の順番で獲得していきます。

まずは脊椎を認識すること。

脊椎(背中)を認識し、体の真ん中がわかることで、左右という認知が生まれ、手足をバラバラに使えるようになります。

大人でも背中をうまく使えない人が多いです。

過緊張による硬さもそうですが、そもそも動かし方がわからないという人が多いです。

または今背中が反っているのか丸まっているのかわからないなど。

こういう場合、体性感覚が薄れ、緊張を起こしやすくなります。

次に、相同は両足または両足を一緒に動かすこと。スクワットやバンザイをする動作です。

その次に同側、同じ側の手足を一緒に使えるようになり、

そして対側、左右の手足をバラバラに使えるようになります。

赤ちゃんの頃から、仰向け→寝返り→ずり這い→ハイハイ→つかまり立ち→歩くというように段階に合わせて成長していきます。

最近では、ハイハイの期間が短かったり、早く立つのがすごいみたいに思う風潮がありますが、

そうすると必要な感覚情報を得られないまま発達していってしまうということが起きます。

発達の遅れには2種類あると言い、家に例えて説明しています。

1つ目は、基礎工事がうまく進まず、家を建てるのが遅いタイプ。重度の自閉症はこっちの可能性。

2つ目は、家を建てるのは早いが、所々欠陥が見られるタイプです。

まだ上手く喋れない子供たちのコミュニケーションの方法は、身体を動かすことです。

体を動かすことによって、体性感覚を刺激し、まずは自分を知ることができる。

そして、自分がわかれば相手がわかる。これが社会性の第一歩です。

まずは下位の脳(脳幹)からしっかり発達させる必要があります。


発達がうまくいかない場合や、大人の生きづらさは、原始反射の抑制ができていないことも考えられます。

原始反射とは、まだ自分で自分を守ることができない胎児や乳児が反射的に身を守るためにする動作のことです。

例えば、何かストレスがかかった時に身を丸くする反応だったり、手のひらに物を置くと無意識に掴んだりという反応などです。

原始反射を抑えるためには感覚刺激をたくさん入れて、大脳を成長、活性化することが必要です。

子供の頃であれば、とにかく遊ぶことが大事です。

体を動かすことによって触覚や視覚などの五感、筋肉、内臓、バランス感覚などから刺激がたくさん入ります。

そして子供は自分に必要な刺激がある遊びを選んでいるので、

こっちの遊びをしなさいなどとは言わず、

また正しい遊び方を教える必要もないのです。

見守ること、そして「一緒に」遊ぶことが大事です。

大人が本気で遊んでくれるという感動も成長に必要なのです。

相手を見て学んでいくということもあります。

大人の場合、一人で遊ぶことはそうないと思います。

大人がするべきことは、リラックスすること、好きなことをすることです。

大人にしろ、子供にしろ、まずやるべきは皮膚感覚を高めることです。

呼吸が浅い子供のふくらはぎを軽く触っているだけで呼吸がしやすくなったりします。

皮膚は自分と外界との境界線です。

これが機能するだけで体性感覚は著しく改善します。

背中や足の裏などが鈍感になりやすいため、この辺りに刺激が入るような遊びや、エクササイズ、ストレッチやマッサージが有効です。


不意に出てきた「呼吸」という言葉。これが最も重要です。

人は呼吸をしなければ死んでしまいます。

発達のピラミッドは実は呼吸が土台となります。

現代において正しい呼吸ができている人は少ないです。

呼吸に乱れは姿勢の乱れに繋がります。

姿勢が乱れると神経伝達に乱れが生じ、脳をうまく使えないということになります。

呼吸も体性感覚が変われば改善しやすくなります。

まずは体性感覚と呼吸の改善、これは僕のセッションでも一番にやっていることです。

過緊張のある現代人はまずはリラックスすること、呼吸を整えること、刺激をたくさん入れることが大切になります。

それから、脳の不活性を起こす要因を減らすことがもっと大切です。

スマホ、タブレットに依存してないですか?

アルコールやタバコに依存してないですか?

ストレッチやマッサージはしてますか?

座りっぱなしじゃないですか?運動してますか?遊んでますか?

ぐっすり眠れていますか?

今すぐ始められることもたくさんあります。

子供がいる家庭ではとにかく思い切り遊んであげてください。

ぜひ、感覚を育てることを意識してみてください。

ではまた!

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