どうも、佐久間です。
今日は、平野啓一郎著の小説『ある男』を読んでみて思ったことを書いていきます。
ネタバレあるので嫌な人は今すぐ逃げてください。
ちなみに何でこの本を買ったのかというと、
『ある男』の帯にある1文、「愛したはずの夫はまったくの別人だった」を見たからです。
何それドユコト?って思いません?
ものすごく惹かれたので衝動買いしました。
と言っても、買ったのは1年以上前です。
実は買ってすぐ最初の方を読んで、あんまり面白くないかなーと思って読むのやめてたんですね。
それでこの休みの期間にたくさん本を読んで本棚を漁ってる時に、そういえば読んでなかったと気づいて読み始めました。
そしたら、今の自分にぴったりな小説だったんです。
そういうことってありませんか?
昔はわからなかったけど今ならわかるとか、
まさに今の自分じゃん!て思うような映画や本にばったり出くわすこと。
セレンディピティってやつですね。
なんだか嬉しくなっちゃって書き出してしまいました。
ではでは中身に入ります。
(ここからネタバレします)
どういうことかと言うとですね、
その別人だったとわかる男性、
実は、他人と名前や過去を交換していたんです。
最初読んだときは驚きました。そんなことあるんだって。
でも災害の被害にあった方やその子供たちには、
戸籍がないなどはよく起こる話だったそうで。
この男性は望んでそれを行なっているので意味は全然違ってきますが。
これがなんで自分にぴったりかと言うと、
ちょうど、自分が過去について考えていたからです。
(名前と過去は交換していません)
たまたま、分子栄養学実践講座のセルフアップデートコースがリリースされて、
それに参加しているのですが、そこでまずやることが自分と向き合うことなんです。
なぜ健康になりたいのか、
なぜ健康になれないのか、
健康になるメリットデメリットは何なのか、
どんなトラウマが邪魔をしているのか、
健康になったら困るという潜在意識があるのでは、といろいろです。
これは心理的逆転と言ったりします。
健康になりたいと口では言っていても、潜在意識では健康になりたくないと思っている。
お金欲しいと思っていると、お金がない現実が前提で無意識に刷り込まれるから稼げないとか。(そんな気がする・・・)
そんなことを考えている時にこの小説だったのです。
過去と向き合うって、辛いこともあるだろうし、
蓋をしたくなることもあるし、
忘れたいことほど忘れられないことだし、
でもそういう出来事こそ自分の人生に必要なことかも知れない。
意味づけは「今」できますからね。
正直、自分の未来について書き出すワークをしても、全然思いつきませんでした。
『自意識と創り出す思考』を読んで、やっぱり過去にしがみつくと上手くいかないということも学んだばかり。
過去の嫌なことばかりに目がいって、今後どうしたいかがなかったら人生に希望もクソもありません。
出生、国籍、育った環境、貧富、いじめ、ジェンダー、顔などなど。
変えられるものと変えられないもの、それに対してどう意味付してくのか。
僕はコンプレックスがたくさんあったけれど、部分的に克服したこともあって、
他人の過去の延長線上に生きたいなんてこれっぽっちも思いません。
自分のこと嫌いだったけど、最近は少しずつ、なんだかんだで好きになれてきている気がします。
この小説を読んで、嫌だったことも全部受け入れて、向き合っていこうと改めて思ったのです。
とはいえ、今更誰かになるなんて現実的じゃないし、
向き合う以外に選択肢がないですけど。
その過去があったうえで、今後どうしたいの?ってことです。
当たり前のことしか言ってないですけど、
過去にあったことによって潜在意識が制限されていたら、
変われるもんも変われないんです。
僕は変えたいと思ったからやってみてます。
もっと健康になりたいし、みんなにもなって欲しいし、
そのために自分から変えていこうと、と改めて。
セルフアップデートが楽しみです。
もっと健康になったら、
自分の人生をより良いものにするには、
何が必要ですかね?
どうすればもっと良くなるのでしょうか?
たくさん考えて、実行していきます。
自分の変化が楽しみです。
そして、皆さんの変わるきっかけになれたら嬉しいです。
変な妄想に付き合っていただいて、ありがとうございました。笑
ではまた!