健康

『脳の老化を止めたければ歯を守りなさい』

今日は、長谷川嘉哉著『脳の老化を止めたければ歯を守りなさい』からお届けします。

この本のポイントは認知症専門医が書かれているところです。

作中にも何度か出てきますが、医科だけでは治せなかった認知症が、歯科と連携することで治った事例が多数あります。

歯の本数が寿命と関係するって聞いたことありませんか?

長寿の人は肉を食べてる!って言いますが、

硬いお肉を食べられるほど元気な歯を持ち続けていると考えるのが正解です。

歯を守れば健康寿命が伸び、豊かな老後が過ごせます。(お金の問題がありますがね)

では少し中身を紹介します。


まず、「認知症の原因の一つに歯周病菌がある」ということがこの本の大きなテーマです。

そこに関連していくつかの面白い内容がありました。

まずは、35歳を境に歯周病菌が増えやすくなるということ。

これは免疫の低下などによって口腔内を清潔にする力が低下することによります。

そもそも、歯周病や虫歯など炎症が体内で起きると、炎症を抑えるためにコルチゾールが出ます。

コルチゾールが出ると交感神経優位になります。

交感神経優位になると、免疫が低下します。

炎症→交感神経→免疫低下はセットで覚えちゃいましょう。

口の中の免疫は主に唾液が担っていますが、

交感神経優位になると唾液の成分が変わり、ネバネバしたものになります。

これは朝起きた時や普段の唾液の状態でもわかるので自己判断ができます。

唾液関連で言うと、呼吸も関係します。

口呼吸になると唾液が出ずに口の中が乾燥し、菌の増殖や病原菌をそのまま体内へ取り込むことに繋がってしまいます。

また口呼吸は鼻呼吸に比べて、脳への酸素供給が低下するため、前頭葉の働きが低下します。

まずは口呼吸をやめること。そのためには舌の位置や歯並びなども変えていく必要があります。

次に、僕がおもしろいなーと感じたのが歯と血流の関係です。

歯の下には歯根膜というクッションのようなものが存在し、そこにめり込むように立っています。

噛むたびに歯は歯根膜に少しだけ沈み、それがポンプの役割を果たして脳へ血流を送っているのだそうです。

その量は、ひと噛みで3.5mlです。

これはお弁当に入ってる魚の形の醤油入れと同じくらいだそう。

ひと噛み毎にあの量の血液が脳へ送られていると考えると、咀嚼大事だと思いません?

歯が少なくなればなるほど、咀嚼が少なくなればなるほど脳の血流量が低下します。

そりゃ頭働かないわけです。

ガムを噛むと集中できるというのは、リズム運動だけでなく、血流量の増加が関係してたんですね。

これは面白い発見でした。

次に、歯にたまるプラークは肛門よりも菌の数が多いということ。

ケアが行き届いてない人だと、1mgのプラークに1兆以上の細菌が含まれている場合もあるとか。

これは少し聞いたことがあったのですが、改めて聞くと怖いですね…

著者が言うには、歯磨きしてフロスをしないのはトイレした後にお尻を拭かないのと同じだそうです。

汚すぎます。今すぐフロスしたくなりますね。

そして最後に、歯周病による炎症でサイトカイン(炎症物質)が出るとインスリンの機能が低下するということ。

サイトカインは血流に乗って脳へ流れると、脳内にアミロイドβというタンパク質が溜まります。

このアミロイドβが記憶を司る海馬に溜まると、どんどん細胞死が起きて、記憶力の低下、そしてアルツハイマーへと繋がっていきます。

このアミロイドβを分解するのがインスリンです。

インスリンといえば血糖値を下げるホルモンです。

糖質の多い食事をするとインスリンが血糖値を下げる役割に追われ、アミロイドβの分解に手が回りません。

かつ、サイトカインによってインスリンの働きも抑制されると

血糖値を下げる機能すら低下してしまうという最悪の状況です。

血糖値が下げられないということは糖尿病にもなりやすいですし、

血流に乗ったサイトカインによって

脳卒中や心筋梗塞などの血管系の病気にもなりやすくなります。

まず炎症を抑える必要があるということがお分かりいただけると思います。

これは歯だけではなく、胃腸や喉などの炎症も同じです。

健康になりたければまずは炎症を抑えること。

歯は意外と疎かになりやすいので、ぜひこの本を読んで実践してみてください。


予防するには

著書に出てくる予防策をざっくりまとめると、

まずは口呼吸をやめる(これは絶対!!!)

歯磨きは15分以上(5分やってない人はまずは5分から)

歯ブラシは垂直ではなく45°で当てる

歯間ブラシを使う(歯ブラシだけではプラークの60%しか落とせてないそう)

舌の体操で唾液分泌、

利き手と反対の手で歯ブラシをして脳トレをする、

オイルプリング(オリーブオイルなどを口に含んで10分ほど、グチュグチュうがいをする)、

ガムを噛んで血流アップです。

著書では、段階的なケア方法をお伝えしているので詳しくは読んでみてください。

また僕が通い始めた、吉田先生のサイトで紹介されている正しい歯磨きの方法も非常に役に立ちます↓

地味だが超重要!これが正しい歯ブラシの使い方【完全版】

初日にして歯磨き後の違いに気づきました。

たぶん正しい歯磨きできてない人の方が多いと思います。

そして、ケアは早ければ早いほどいいです。

子供の時からよく噛んで食事をすることや正しい歯磨きの習慣をつけてあげましょう。

もちろん僕達親世代が見本となる良い習慣をつけることが先です。

脳の老化を止めたければ、

いや、健康に長生きしたければ歯を守りましょう。

ではまた!

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