人生

自分を赦す

今読んでいる、僕の大好きな知念実希人さんの小説『ひとつむぎの手』でこんな場面があります。


小児心臓外科医を目指す研修医の女性は、心臓腫瘍に苦しむ14歳の女の子に入れ込みすぎて感情的になるところがあります。

検査を嫌がる女の子に無理やり検査を受けようとしたり、病院に泊まれない母親を糾弾しようとしたり。。

なぜそんなに入れ込むのか、実はこの研修医は自分の妹を心臓疾患で幼い時に亡くしていました。

妹を救えなかった自分、それを繰り返さないために心臓外科を志しました。

主人公は研修担当で心臓外科医の平良。

平良はこの研修医に「もう自分を赦してあげなよ」と言います。

医者は患者に親身になる一方で、一歩引いたとこから冷静な判断をする必要がある。

医者が患者に感情移入すると正しい医療の選択ができなくなるから、

まずは自分のトラウマを乗り越え、自分を赦せと。

妹が死んだのは自分のせいじゃない、誰のせいでもない。

医者はその理不尽を飲み込まないといけない。

妹に起きたこと、女の子に起きたことを受け入れ、自分を赦し、ただ前に進みなさい、と。


これってカウンセリングする立場の人なら同じことが言えると思うんです。

分子栄養のまごめ先生も、

「クライアントをなんとかしたいと思ったら、変える必要があるのはカウンセラー自身だ」と言っていました。

僕がトレーナーになって、子供達やママ世代、もちろんパパも、

全員に栄養の大切さを知って欲しいと思うのは、

学生時代の栄養不足がある種トラウマになっているからだと思います。

自分と同じ思いをして欲しくないって、この研修医の女の子と同じですよね。

僕は自分のこと、母親のことをまだ赦せてなかったんだと思います。

だから、正直な話、適当な食生活をしている人を見るとちょっとむかつきます。

変えられないんですって呑気な人を見ると何してんのって思います。

だから必死にそのお客さんに説明したりするんですけど、変わりません。

だって僕自身が変わっていないから。

それはその人に怒っているのではなく、そういう生活をしていた自分に怒っていて、まだ許せていないということなんだと。

自分を赦す。

過去の書き換えとか、いろいろ言われますが、

乗り越えたと思ってもまた戻る、の繰り返し。

しっかりけじめつけます。

皆さんにはそういうものがありますか?

今は、というか昔からですが、自分と向き合ってばかり。

多分ここがふに落ちたらまたワンランクアップしそうです。

最後までありがとうございました。

ではまた!

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